2010年ボート(戸田で行われた4大会)ハイライトシーン 2
大学選手権 2010年8月19日(木)〜8月22日(日)

女子舵手付きクオドルプル
5月の軽量級で2位になり、このインカレでは早稲田とのマッチゲームになるかと
期待されている女子クオドルプルクルーでしたが・・・
19日の予選ではまさかの腹切りで失速してしまい、4位となってしまいました。
一度バランスの崩れたクルーを修正するのは非常に難しく、まして大会中では練習もままならず。
画像は20日の敗者復活戦の蹴り出しの場面です。
今までの女子クオドルプルクルーとは全く違って、悲壮感すら漂う蹴り出しとなりました。
結果は法政大にわずかに及ばず2位、敗者復活戦で敗退となりました。
結果としては残念でしたが、この経験は必ずこれからのレースに役立ってくれるでしょう。

男子ダブルスカル
5回生コンビとなった今回の立命クルーの実力は、他大学も認めざるを得ないインカレでした。
19日の予選をブッチギリで通過し、21日の準決勝ではこの画像のように余裕の表情です。
「最終日の決勝も行けますよね?」とボート部OBにお聞きしますと、
「ボート競技はそんな甘いもんじゃないですよ!」というお返事が・・・
なんとその懸念が現実に起こるとは!

男子舵手なしフォア
19日の予選を1位で通過して、21日のこの画像は準決勝の500m地点です。
動画でしたらより状況がつかめるのですが、連続写真でどうぞ。
隣り2コースの日大を意識してか、はたまたバウサイド(進行方向右側)の2人が張り切り
過ぎているのか、艇が左に寄ってしまい一番上では赤い仕切りのブイを超えそうでした。
(2枚目では超えている?→超えても隣りの艇の邪魔にならなければOKだそうです)
当然逆方向に修正しますが、やり過ぎて4枚目では急角度に曲がりすぎてます。
ま、蛇行に寄るタイムロスは自己責任で、それでもこのレースでは2位で決勝進出!

男子舵手なしクオドルプル
2010年のインカレのクオドルプルクルーは全くの新チームでした。
1回生の戸田デビューで、それもストローク(艇尾側)とバウ(艇首側)という重要な位置です。
2番は3回生、3番が院生という異色の組み合わせでした。
19日の予選では5位、20日の敗者復活戦では1位、21日の準決勝では3位、22日の順位決定戦
では3位(総合7位)というもので、1回生の経験を積ませる大会としては最高だったでしょう!?
画像は21日の準決勝のもの。綺麗に揃ったオールの角度がビッタリです。

女子ダブルスカル
こちらのダブルスカルもストローク1回生/バウ4回生という新チームでした。
ダブルスカルは参加艇が多く、6艇フルコースの予選がA〜F組までありました。(36艇)
予選ではわずかに及ばず2位で敗者復活戦にまわりましたが、ここを1位で準決勝に
進出しました。この画像はその時のものです。
準決勝も4組あり、各組1位が決勝/2位が順位決定戦進出となり、この新クルーは
順位決定戦で3位(総合7位)でした。

男子ダブルスカル
予選までのタイムを見ても、誰もが(他大学も含めて)優勝を信じていたクルーでしたが。
ゴール付近で待っていると、途中経過順位がおかしい、何があったんだ?と・・・
500m地点→4位/ 1000m地点→3位/ 1500m地点→2位
最後の追い込みの形相は凄まじいものでしたが、結局ついにとどかずで2位でゴールでした。
表彰式の為に上がってきたストロークが「やっちまいました!それも2回!!」と一言。
スタートして500mまでに2回も腹切りをしてしまったそうです。
画像は決勝ゴール直後のもの。優勝した富山国際大の選手が「どんなもんだいっ!」っていう
表情ですが、こっちがコケたから優勝できたんでしょ?
表彰式での立命クルーの微妙な表情はこちら

男子舵手なしフォア決勝/表彰式
決勝は500m地点→3位/1000m地点→3位/1500m地点→3位で、ゴールも3位。
蛇行も腹切りもなくて?、優勝日大/準優勝仙台大と、実力差がそのまま出たレースでした。

大会終了後の「激励会(祝勝会)」
埼玉県校友会はボート部OB/OG会東京支部と共催で、戸田に遠征してきた選手&スタッフを
お招きし、激励会(ホントは祝勝会)を2008年から開催しております。
女子選抜駅伝のように大会開催地が変更(埼玉からつくば市に移転→その後休止)される事は
ありえませんので、今後も立命ボート部を支援するため続ける覚悟であります。その2 その3
一番近い管理人は、最後の種目が終わると急いで帰宅し、当日の写真をプリントして会場に
展示し、そのまま選手にお持ち帰り戴いております。その4




ちょっと一服
ボート競技で一番シンドイ種目はどれかと言われれば、「舵手付きペア」だと観戦5シーズン目の私は思いますね。
1枚目の画像は今年のインカレの決勝のゴール直後のものです。
この時は、たまにはゴール裏から撮ってみようと、2005m付近でカメラを構えていたのですが、
4レーンの早稲田の選手がゴールしたと同時に後ろに倒れこんでしまいました。
審判艇が「早稲田!大丈夫か??」とマイクで聞いても反応が無いので、2枚目の画像のように、
隣に待機していた学連のゴムボートが駆けつけました。
岸まで曳航されましたが、その時には回復したらしく、クールダウンでまた廻漕レーンに漕ぎ出しました。
熱中症というより酸欠状態になったのでしょうね。
それほどこの種目は厳しいようです。いくら舵手が小柄だと言え、また真っすぐ漕ぐ心配が無いとは言え
(その分、漕手のスピード優先になるのか?)、舵手の重量をたった二人で負担するのは非常に過酷のようです。
ちなみに女子にはこの種目はありません。

今年の舵手付きペアの優勝タイム(日大)が7:35.58でしたが、舵手無しペアの方はちょうど1分も速い6:53.26でした。
まさかと思ってシングルスカルの優勝タイムを調べたら、シングルスカルの方が速いのですね。(驚)
7:22.07でした!
このインカレでは立命クルーは順位決定戦4位(総合8位)でしたが、次の全日本では3位で表彰台に上がっています。



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