2007年4月8日、先週に引き続きまた戸田ボートコースに自転車で散歩してきました。(なにせゆっくりこいで10分ですから)
先週はお花見でしたが、今週は「お花見レガッタ」という、ボート競技のお祭りをやっているなどとはつゆ知らず・・・・

ートコースに入るといきなり
エイト艇が!
それにしても長〜〜〜い !!
これじゃトラックでの搬送は
無理じゃないの?
何か悲壮感漂う出艇ですね。
高校生の初めてのレースでしょうか?

このシングルスカル、バランスを取るのが難しいらしく簡単に転覆するそうです・・・・ (怖)

何やら1000m付近に艇が集まって
いるので、行ってみました。
今日の競技は半分の1000mで行われるようです。

ボート競技のスタート方法を初めて知りました。解説します!
1.右下の多分アルミ製の4本柱の中央前後に黄色い水糸が縦に2本あり、その2本と対岸の黄色いプレートにある縦の黒線を結んだ線がスタート位置となります。
2.この線上に各艇の先端を揃えるように無線で指示をだします。
3.「4レーン少し前へ、よし、ありがとう。」
 「5レーン少し後ろへ、よし、ありがとう。」という感じで・・・
4.その後「アテンション!」約2秒後「ゴ!」とコールされてスタート
です。「ゴー!」と伸ばさないで短く「ゴ!」だそうです。


何しろレースの数が多い為、前のレースがゴールしない内に次のレースがスタートします。
まず、 左の中央に浮かんでいる「出艇台」の係員が次のレースNO.と
出場艇を確認します。
前のレースがスタートすると、「5ミニッツ!」がコールされ、レース
NO.と種目名が場内に響きます。
なぜか直ぐに「4ミニッツ!」になり、今度は1分後「3ミニッツ!」
その間に各艇スタート位置に着かねばなりません。
「2ミニッツ!」とコールされる前に位置に着かないとペナルティが
あるらしく、「○レーン、○大学は2ミニッツ以内にコースに入らなかったので、フライングは1回で失格となります。」なんて言われてました・・・
 

またボート競技独特のスタート係りが、右の普通のボートに乗っている「ウォーターマン」と呼ばれる二人です。
水面下に固定されたロープをボート上に渡し、左のウォーターマンが前後にロープをたぐります。
2つ上のように、審判の位置修正無線をこのロープを前後して修正するのです。
右のウォーターマンはただひたすら出走艇の 艇尾を掴んでいます・・・・
(これってかなり重労働ですよね)
出走艇は自分で位置を修正してはいけません。コースに真っ直ぐになるように艇をの向きを直すだけです。
というわけで、「アテンション!」「ゴ!」と同時に手を離します。
フライングされたら身体ごと引っ張られちゃいますね。

右は「ゴ!」と同時にウォーターマンが手を離した瞬間です。
このレースは高校生・大学生・社会人が同じレースで出走していました。
「お花見レガッタ」というお祭りのような大会ならではでしょう。
全日本選手権では、逆の意味で高校生も大学生も社会人も区別ないようですね。

帽子をかぶった筋肉隆々の人は、管理人と同じ名字の警視庁の人です。
ちなみに親戚にボート競技をやっている人はいません。(笑)


←こちらが立命のライバル、ピンクの日大が3人同時にスタートです。
昨年のインカレ男子は日大が総合優勝でした。
8種目中、立命・日大ともに2種目優勝でしたが、立命が優勝した2種目に2位と3位に付けていた層の厚さが勝因でしょう。

と思っているうちに、何やらウォーターマンが後ろへ下がり出しました。
シングルスカルが終了し、艇長の長いダブルスカルのレースとなったので、揃って位置の修正です。
最初はシングルスカルだけの大会かと思ったのですが、ダブルスカルの登場です。
同じ位置で撮影しているので、ウォーターマンの位置が左にずれているのが分かるでしょうか?
ダブルスカルのレースの横を粛々と通過する各大学の舵手付きフォア艇。

片手漕ぎには舵手付きペア・舵手無しペア、舵手付きフォア・舵手無しフォア、
そして舵手付きのエイトがあります。

  同じ舵手付きフォアでも左の艇は舵手が艇の後ろに坐って、
右の艇は舵手が艇の先頭に潜る形になりますが、
これってどちらでもいいんでしょうかね?
それぞれメリット・デメリットがあるのでしょう。
 
  女子のエイトに相当する最速の舵手付きクオドプル艇です。
両手漕ぎ4人をクオドプルと称するようです。
男子の場合は舵手付きと舵手無し種目がありますが、女子のクオドプルは舵手付きのみです。

これも舵手が前と後ろの両タイプありますね。
本当にどちらが有利なんでしょう?
どうも舵手が前の方が新型艇のような気がするのですが・・・
 
男子舵手付きフォアのレース

そ の横をゆったりと発艇位置に向かうエイト艇です。
あまりの長さに28ミリでも収まりきれません。→
女子舵手付きクオドプル

名門の浦和一女は
同時に3艇出廷させてます。→
男子舵手付きクオドプル→

こちらは高校生でしょうか?

  エイトは2レースありました。
どちらも順位決定戦と称して、今年の腕試しでしょうか。

それにしても速い!あっというまにこっちまで→
 
  エイト艇の長さに比して上下が空と水面が多いので、上下をカットしてしまいました。→  
←最後はスピードは出ないが安定性が高いナックル艇のレースでした。 今年の「お花見レガッタ」も終わりました。
今度は6月にいきなり全日本選手権です!!

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